来月の生徒さん発表会に向けて、連弾練習をしています。連弾とは1台のピアノを2人以上で演奏することです。多くの曲は2人で弾くように作られているので、目にする機会が多いのは2人での連弾だと思います。
1人の指は左右合わせて10本なので、2人合わせたら20本です。当然聞こえてくる音も1人で弾くより幅広い音域になるので迫力がでます。普段1人で弾く時は誰かに合わせることもなくマイペースで弾けますが、連弾となるとそうはいきません。お互いの音を聞き合いながら、呼吸まで合わせていく必要がでてきます。
ピアノって自分で弾きながら、ついつい指の動きに必死になってしまい、自分の出している音を聞いていないことが多いものです。私もそうなので、よく録音してから聞き直しています。自分の音が聞けないのに相手の音は聞けないですよね。1人では出せない迫力を楽しめる連弾、自分の音も聞きながら相手の音も聞けるようになる連弾は、小さい頃からぜひ体験して欲しいものの1つです。