弾きたい曲がある幸せ

ピアノを習って何が1番嬉しいことだろうか??ピアノ教室に通う生徒さんは、自分から習いたいと始めたり、親御さんの意向であったり、友達が習っているからと始めたりといろいろな理由で始めている。小さい頃は何も思っていないと思うけれども、ある程度弾けるようになってからは、「自分が弾きたい曲」があると楽しいと思う。

その曲があまりに難曲であったら、少し易しく編曲してある楽譜を選ぶことも出来るし、どうしてもオリジナルを弾きたいのであれば、そのレベルになるまで地道に続けていただきたいと思う。使用しているテキストを進めることはもちろん意味のある大切なことだが、弾きたい曲を弾いている姿はいつも以上に集中していて、見ていて気持が良いし何とか弾けるように手助けしたくなる。

今、「ショパンの雨だれ」チャレンジしている中学生の生徒さんがいる。黒鍵を使う音がほとんどで、大人の生徒さんも以前かなり苦労して仕上げた曲だ。私だったら諦めてしまうかもしれないのに(←こんなことを言うなんて講師の風上にも置けないが)、少しでもレッスンで学んだことを覚えていこうとする姿は心から立派だと思う。

彼のすごいところは昔からの持ち前の集中力。この集中力をもって学校の勉強にいかせば、さらなる成績アップも間違いないと思う。ピアノにも勉強にも部活にも、おおいに期待している生徒さんである。

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