楽譜がないと弾けない!暗譜は無理!

「ピアノ発表会」では楽譜を見ないで弾いていることがほとんどですよね?楽譜を見ないで弾くことを「暗譜・あんぷ」といいます。楽譜を暗記するからでしょうね。暗譜には、音やリズムを覚えるだけでなく強弱記号や、曲想記号も含まれます。

それなりに練習して、①何度か弾いているうちに苦労せずに覚えてしまう人、②かなりの時間練習していてもなかなか覚えられない人、③はじめから「暗譜は無理!」と決めつけている人、、、本当にそれぞれです。発表会の時だけでなく、普段から暗譜で弾くことも大切だと思っているので、時々は「暗譜で弾けるようにしてくること」と宿題を出しています。

今日の写真は、上記③に当てはまる生徒さんKちゃんと一緒に実際に使った紙です。☆やら♡やら□やらで何?と思われるでしょうが、暗譜はレベルに関わらずほとんどの場合、左手を覚えることが大変です。今回は左手に3種類の和音が出てきました。♡はファラド・☆はミシ♭ド・□はファシ♭レです。出てくる順番に規則性があるようなないような並びですが、楽譜で見るよりははるかに頭が整理されます。

はじめから暗譜する意思のないKちゃんでしたが、この紙を見ながら何度か弾いた後で、楽譜も紙も無しで弾けるようになりました。先ほど書いたように暗譜は音とリズムだけ覚えれば良いものではないので、ここで完成ではないのですが、まずは暗譜が苦手な方のために頭を整理する方法として、図で書いてみるのはとても効果的ではないかと個人的には思っています。困っている方は、ぜひお試しください☆

よかったらシェアしてね!
目次
閉じる