習い始めたばかりだと、楽譜に書かれたドレミファソを判別するだけでも時間がかかります。中にはすぐに理解してしまうお子様もいますが、たいていはすぐに判別できるようにはなりません。最初のうちは大切な3つのことをバラバラに取り入れると良いと思います。①音を読むことだけ（＝譜読みといいます）、②指を動かすことだけ、③リズムを覚えるだけ（長さの違う音符がいくつもあります）これらはいずれ曲の中で一緒になりますが、習い始めの段階でそれぞれ丁寧に時間を取ることで、上達への近道になるはずです。
さまざまな初心者向けのテキストが出版されていますが、その中でも上記の3つが1冊でまかなえるものがあまりないので、教える側に工夫が必要です。当教室ではまずいろいろなテキストから抜粋したコピーを使い、導入期のテキストとしています。