ピアノはなにが出来ていると上手に聞こえるのか?

普段テレビやラジオから何気なく聞こえてくるピアノの音。BGMとして聞いていたら「上手だな」なんて思うことなく聞きますよね?そもそも流れてくる音はプロが弾いているものだから、上手くて当たり前ですしね(^o^)!!ところが自分のお子さんが練習しているのを聞いていると、上手に感じるどころか、やたらと口を挟みたくなりませんか?まず気になるのが①スムーズに弾けずにつっかえてばかり②どうも間違っている音を弾いているような、違和感のある音の響き③メロディなんだろうけれども、つながらずにブツブツ途切れている、、、、お母様のご意見はこの3つが多いのではないでしょうか?

①の場合は練習回数(練習時間)が足りないのが原因。②は間違った音と思わずに弾いているか、自分の出している音を聞いていないのが原因(前者はレッスンで指摘されるので、本人の意思があれば直りますね。後者もやはり自覚が芽生えたら、自分の音を聞けるかな)。③の場合が1番難しいです。音楽にはレガートというコトバがあります。音と音をつなげて弾こう!というものです。このレガートで弾けるようになれば、上手く聞こえるようになってきます♫

日本語であれば特に意識しなくても、不自然なところで切ったりしないのですが(たとえば「すずき よしこです」と言うのに「すず、きよ、しこです」などとは言いませんよね。声は意識して切らないと、たいていの場合はつながります。ところがピアノの場合、2本の指でそれぞれ出す音をあえてつなげようと意識しないとつながりません。レガートで弾く方法は習い初めてから初期の段階ででてくることなので、その段階でピアノの特性と理屈も交えて説明しながら、身体と脳に覚えてもらいます。すぐに出来る方もいれば体得するのに時間がかかる方もいますので、1人ひとりのペースで身につけてもらいたいものの1つだと思っています。

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