ピアノを習うとすぐに習うこの記号🎼。名前をト音記号と言います。「ト」ってなに?と思ったことはありませんか?音符は5本の線の上にある玉で、それぞれの場所を表します(5本線のことを五線譜といいます)。
ト音記号を書き始める場所は、下から2本目の線上から。ちょうどこの場所にくる玉(=音符)が「ソ」の音となります(写真参照)。私たちが当たり前のように口にする「ドレミファソラシド」は日本語ではなくイタリア語なのです!ドレミファソラシドにあたる日本語での音名は「ハニホヘトイロハ」と言います。そのため「ソの音を日本名で言うとト」となります。このソを基準にして音符が上にいけばソの音よりも高くなり、下にいけば低くなる仕組みです。この仕組み、大人の方は割とわかりやすいようですが、お子さんは年齢にもよりますが少しずつ馴染んでいってもらいます。
このト音記号の形は、もともとアルファベットの「G」からきているそうです。Gとは英語音名でいうと「ソ」になります。日本語音名のトがソの音だとわかってしまえばト音記号の名前も覚えやすいのですが、ドレミファソラシドが今の音楽教育では主流となっているのでピアノを習っていても、なんでト音記号というのか知らない方も多いですね。