ピアノを教えていると、どうしても上達の遅い生徒さんがいます。練習不足なのも原因の1つであるけれども、手先が器用でなかったり、1つの動作を覚えるのに時間がかかる子もいます。そんな中でも「ピアノ上達におけるすべての要素」がダメであるわけではないと思います。
今日レッスンだった生徒さんKちゃんは、音は読めるけどリズム理解力がやや低め。そして上達が遅い、、、←練習しないから(笑)全くしないわけではないが、はじめから最後までガーッと1回通して終わり。面倒くさいことを嫌がるイマドキの生徒さんなのだ。そんな生徒さんにあれこれ練習しろと言ったところで何も変わらない。そんな時はレッスン中にとことん集中練習して上手くなって帰ってもらう!!
そんなKちゃんのテキストに初めての「半音階」が登場した。うわーっ嫌がるだろうなあ・・・と内心心配していたが、あっさり指が動いていた。Kちゃんは得意なのだ!こんな風に〇〇は苦手だけど△△は得意だってことがある。その△を探すためにアンテナを張りながらレッスンをしています。誰だってあれもこれも出来ないとなると、練習する気にもなりませんよね。Kちゃんには得意なんだよ~!と刷り込んで帰ってもらいました。
練習意欲が停滞している生徒さんには、得意な要素が入った曲を追加してあげたらモチベーションもあがります。いろんな曲のストックがあるので、いやいや練習とともに得意な曲も同時に弾いて欲しいです。最近の親御さんは、テキストを先に進むことにあまり重きを置いていない方多いので、少しでも楽しいレッスンにしたいと思います☆