ピアノのレッスンと受験勉強って両立できますか?とよく聞かれます。今回は中学受験に焦点を当てますが、コロナ以降私立中高への志願者が増えていると聞きます。コロナになって公立校の対応が残念だったからのようですが、私立だから手厚いと決めつけるのはいささか短絡的な気もします。
中学受験のために、多くの小学生は4年生くらいから塾通いが始まります。3年生から囲い込み開始の塾もあります。そんな中でいつまでピアノに通い続けられるのでしょうか?保護者の方から聞かれるたびに「そのお子さんによって違うので、何ともお答えできません」と言わざるを得ないのです。
生徒さんの中には、小6から塾通いを始めても名門校に合格するお子さんもいれば、小1からせっせと塾に通っても希望の学校に入れないお子さんもいます。保護者様がご自分のお子さまにとって「何が最善の道なのか」知りたいお気持ちが手に取るようにわかるだけに、毎回言葉を選びます。
かつて私は、ピアノに関して飲み込みが早いお子様は、得てして学力も高いと思っておりました。しかしある年からその考えは180度変わりました。譜読みが早くできたり、鍵盤を器用に操ることと学力の高さは全くイッチしません。入門される方の中には「ピアノを習うと頭が良くなる」と思っていらっしゃる保護者の方もいらっしゃいますが、それも根拠があるとは思えません(笑)。
私の息子も中学受験をしましたが、とにかく学校にはピアノを弾ける生徒さんが多いです。中学受験をさせる保護者の方は、教育熱心ということだけは間違いないと思われます☆どこにいても、地球上に生きている限りピアノが弾けることは損ではないと思いながら、明日からのレッスンに励みます~♫