ピアノを教えているといろいろなタイプのお子さんと出会います。もちろんお母様のタイプもいろいろ。いつの頃からかピアノだけでなく、子育て相談もされるようになりました。っと言っても私は一人息子しか育てたことがないので(しかもまだ高校生!)アドバイス出来るような立場でもなく、自分が出会ってきた生徒さんたちのことをベースに話しを聞くだけなのですが。
お子さんの性格に関わらず、お母さんというのは「心配してしまう」のだと思います。自分の子供が思うようにならないと「私の子育てが良くないのか、私の子供だけがこんな態度を取るのか、なにか障害でもあるのではないか、、、」などなど心配は尽きない。もちろんおおらかなドンと構えたお母様も多くいらっしゃいますよ。
昨日のレッスンでもおしゃべりがかなり得意なお子さんのママが、「この前までは私(お母様)の言うことを良く聞いて、素直に練習できていたのに、最近はおしゃべりばっかりして言うことを聞かなくなった。何か障害でもあるのではないか?」と本気で心配していらっしゃいました。このような話は以前も他の生徒さんママさんからありました。その他よくあるお話として「いつまでも楽譜が読めない」ことを心配される事があります。
自分の子供だと心配が先に立ってしまい、冷静さを失ってしまうのか、情報過多のせいで心配してしまうのか、、、。よそのお子さんと比べてしまうのも良くないと思いつつ、やはり比べてしまうのが親心なのでしょうか。ますます少子化の世の中になり、今度もこういった心配ごとは後を絶たないのでしょうね。
保育士さんほどいろいろなお子様を見てきてはいませんが、せっかくの個人レッスンなので、お母様の不安を少しでもやわらげられるような時間も持ちたいと思っています。