ピアノの発表会では1台のピアノを使いますよね。同じピアノなのに弾く人によって音質が違うなーっと思う事はありませんか?音量も人によって違いますよね。それらの違いは、力の抜き方、力のかけ方、弾き方、体格骨格、、、などいろいろな要素が絡んできます。
先日、以前所属していたハンドベルチームのコンサートを聴きにいってきました。4チームの合同コンサートで、使う楽器は私の教室でも使っているシューマリック社製のものでした。4チームそれぞれ人数も違いましたし、演奏曲もクラシックからポップスまでいろいろ。その中で、1チームだけ響きが違うのです!言葉では表せないのですが、はじめの一音からして違う。もちろんステキなのです。普段教室に通ってくるお母様と同じように、「何が違うとこんな音がでるのだろう???」と真剣に考えてしまいました(^o^)。 ピアノ同様に、見ていてわかるものではないのですけれども。
ピアノとハンドベルに共通していることと言えば、”どちらも誰でも音がだせる”こと。音が出せることが大前提で、どちらもその先を作っていくのです。自分で聞いていて「心地良い音」を出して欲しいのに、楽譜通りにベルを打つ、ピアノを弾くことに集中してしまい自分の音が聞けていないことが多々あります。打てる、弾けるようになってから聞こうと思っても、自分はもう出来てると思ってしまいがちなので、なかなか自分の音は聞けません。
今回ベルのコンサートを聴いて、良い音、心地よい音、もっと聴いていたい音を自分自身が知る事も、音楽においてとても大切なことだと思い出しました。練習しながらも、いつも誰かが聴いている、、、、と思って欲しいです。