前回は左手を重点的に練習することが大切と書きました。ようやくショパンを弾ける腕前にまでなったのですから、ショパンらしく美しく弾きたいものです。ショパンらしく、、、?どうしたらショパンらしくなるのでしょうか?
誰もがうっとりするショパンの曲は、メロディが命!メロディがしっかり聞こえて、歌うように聞こえて、、となるとやっぱり左手は控えめに弾いて欲しい。最初に弾くショパンはワルツが多いと思われます。前回の続きですが、ワルツの左手はたいてい1拍目が単音(=音が1つだけ)で2拍目3拍目が音が重なって(和音になって)いますよね。何も気にせずに弾くと、当然音が重なっている2拍目3拍目が重たく目立ってしまいます。ここも難しいポイント!1拍目から2拍目への跳躍も、もちろん難しいポイント!!
左手だけの練習は、①跳躍の距離を脳と身体で把握する②重音(和音)を1拍目よりも目立たないように、優しいタッチで弾く(指先は寝かせて弾けると、なおヨシ)上記の2点を常に頭に入れて練習すると良いです。器用な方なら、コツを掴むのはそこまで大変ではないかもしれません。そして左手だけ練習のこの後、、、、両手になると、、、、左手だけの努力は、あっさりと踏みにじられます(涙)