ハンドベルグループを立ち上げてから、かれこれ21年目になります。当初からの生徒さんもまだ数人続けていて、その方々に持ち方や鳴らし方レッスンをした事も思い出せないくらいです。ハンドベルの曲は、ピアノ曲に比べて教本も少ないし(日本で出版されているものは、ほぼミュージックベル用)、個々の曲もレベル分けがされていても、形だけのものばかりなので、選びが悩ましいです。簡単過ぎてもやる気でないし、難し過ぎても楽しくないし。これはどの楽器も同じことですね。
現在2つあるグループのうちの1つは、多分平均年齢70代半ば。20年前にやった曲のレベルは、難し過ぎるかな、、、と思いつつも、今までになく長い「日本の唱歌メドレー」を練習中。その長さ15分強!!新曲はだいたい1月からスタートします。この曲は8ヶ月かけてようやくはじめから最後まで通せるようになりました(^o^)v 個人的な意見ですが、メドレーは難しいと思っています。なぜなら、曲によって速さ(テンポ)がコロコロ変わるから。1曲ずつの長さもバラバラ、調性(ハ長調とかト長調とか)もバラバラ、速さもバラバラ、、、、はっきり言って皆さん、次の曲はなんだっけ???状態です。
当初は長すぎるので、途中をカットしようと思っていたのですが、皆さんが出来そうだったので原曲通りに練習。先日、全部通してみて、、、感極まりました!!(^o^)!!しかーーし感極まったのは私だけ。ほんの数人は満足気でしたが、大多数が不満気なのです。なんで??と聞いてみたら、「満足な演奏が出来ていないから!!!」と。
なんという上昇志向!年齢に関係なく、良い音楽を知っていて、音楽を楽しめている皆さんは、はじめから最後まで通せたらいーや、という発想にはならないのですね。自分も歳を重ねてきて、目指すレベルが鈍ってきているのだと反省し、さらなる上達を目指そうと生徒さんから教わった瞬間でした。