音楽を演奏する限り、呼吸はとても大切です。管楽器や歌を歌う時は、必然的に息のコントロールが大切になってきますが、ピアノでもハンドベルでも必要なのです。音楽は基本的に流れています(故意的に止めることもありますが)。生徒さんにはまず曲を始める前に呼吸をするように徹底していますが、当たり前に出来るようになった後は、曲にふさわしい呼吸になるように伝えます。
曲によっては力強く息を吸ってからが似合う曲もあれば、さりげなく溶け込んでいくような音を出したい時もあります。後者の場合はやわらかく息を吸ったほうが、曲に馴染みます。自分が弾こうとしている曲のイメージや性格などをわかって弾くのと、何も感じることなく弾くのとはで演奏も違ってきます。ある程度弾けるようになってから考えるのではなく、練習を始めた時から「どんな曲だろう?」と思いながら楽しく練習できたら良いですね。
ちなみに、呼吸は曲のはじめから終わりまで感じでくださいね。